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Shown from about the waist up, a woman with smooth, pale skin sits in a chair facing our right in front of a canvas on an easel in this vertical portrait. She leans onto her right elbow, which rests on the seat back. She turns her face to look at us, lips slightly parted. Her dress has a black bodice and a deep rose-pink skirt and sleeves. She wears a translucent white cap over her hair, which has been tightly pulled back. A stiff, white, plate-like ruff encircles her neck and reaches to her shoulders. She holds a paintbrush in her right hand and clutches about twenty brushes, a wooden paint palette, and a rag in her left hand, at the bottom right of the canvas. The painting behind her shows a man wearing robin's egg-blue and playing a violin.

Judith Leyster

Self-Portrait, c. 1630

West Building, Main Floor — Gallery 46

文字起こし

ユディト・レイステル、自画像、1630年頃

ナレーター:
17世紀には、女性の芸術家もさまざまな分野で活躍していましたが、彼女たちのほとんどの名前は現代では失われてしまいました。ユディト・レイステルは注目すべき例外です。オランダの日常生活を取り上げた作品で有名なレイステルは、ハールレムの町の芸術家ギルドへの参加を認められた最初の女性のひとりでした。彼女は20代半ばにはすでに、自分の工房と弟子たちを持っていたのです。レイステルは、21歳くらいのときにこの自画像を描いています。

スザンナ・コフィー:
これは私がずっと前から知っている絵です。駆け出しの画家だった時代の私にとって、とても大切な作品でした。私はスザンナ・コフィーです。1995年以降、画家として私は特に自画像を描いてきました。

レイステルは私たちを見ています。私たちがここにいることを、彼女は知っています。私もまた、彼女の前に鏡があることを知っています。でも彼女は、鏡の外の世界が、時に彼女に注目するということを知っているのです。

ここでは彼女は、絵筆やパレットを持ち、絵を描いている最中です。画家としての私の経験から言うと、絵を描くときに彼女があの大きな襟をつけなかったことは確かです!(笑)襟がここに登場するのは、別の理由があります。「私にはこんなこともできるのよ!」と示しているのです。透明な素材の美しさを、またレースの繊細さや袖のビロード生地の質感を、彼女はなんと見事に表現していることでしょう。

でも彼女がこの服装をしているのは、富裕階級の女性らしく見せたかったからではありません。自分の能力を見せたい働く女性として、この服装をしているのです。

肖像画で素晴らしいことの一つは、現代の私たちと、数百年、あるいは数千年前に生きていた人の間に、繋がりを感じられることです。それは私にとって、魔法のようなことなのです。
 

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